【学びなおし】中学教科書が最強だった!
おはこんばんちは アルトです。
今日は、本の紹介です。
『人生に必要な教養は中学校教科書ですべて身につく(中央公論新社)』
池上さんと佐藤さんの「知の巨人」による対談本です。
以前にもお二人の共著
『教育激変 2020年、大学入試と学習指導要領大改革のゆくえ(中公新書ラクレ)』
を拝読して、お二人の教育に対する深い考えを感じることができました。
こちらも、対談本です。対談本好きです。
本書は、30代以上の社会人に向けて
「必要な教養は中学校の教科書をマスターすれば十分」
序章に代わるブレーンストーミングより引用
と、記しています。
正直、中学生の頃はテスト対策としてしか教科書は存在価値がないと
思っていました。あとは、パラパラマンガ用の用紙として最適。
今思えば、どんだけもったいないことをしてきたのかと、
改めて当時のクソガキだった自分を叱咤したい気分です。
さて、本書を簡単にご紹介させていただきます。
現在発行されている中学教科書、
「地理」、「歴史」、「公民」、「理科」、「国語」、
「数学」、「英語」そして、「道徳」
を各教科2社(道徳のみ8社)を用い、大人のための学び方を提示してくれています。
地理を読んでみたところ、やはり今風になっているようです。
南アフリカ中国問題、ブラジルアマゾン森林伐採問題、アメリカ移民問題、EUイギリス離脱問題、東南アジアマングローブをエビ養殖場にしちゃってる問題。
外国関連で面白かったのが、コレ
↓
本書では、もっとざっくりした地図です。
似た感じの地図をWebより拝借しました。
佐藤 あたかも会場の日本列島が”への字型”の蓋よろしく彼らに覆いかぶさって、太平洋に出るのをブロックしているように見えますよね。(笑)
池上 邪魔だな、これは(笑)
「領土をしっかり語っている」より引用
この向きの日本地図は初めて見た。
たしかにこうみると、中国、朝鮮半島、ロシアの邪魔してるように
みえなくもないですね(笑)
日本に目を向けると、日本領土問題、日本東西区分け問題などなど。
目新しいところで「TokyoGirlsCollection」で、
首都東京をアピール。教科書的にもっと東京に人を集めたいらしいです。
「ハザードマップ」も出現。災害は無視できない要素になってますからねぇ。
公害問題はやや薄口になったもよう。
地理だけみても、十分読み応えのある書物だと感じます。
本気で一冊買ってこようと思います。
社会科中学生の地理 [平成28年度改訂]―世界の姿と日本の国土
改めて、教科書の表紙を拝見したが、、、
なぜだろう、あんなに絶賛したはずなのに、
読みたい気持ちを一気に失わせる負のパワー。
なんか「相変わらずですねぇ、先生」とご挨拶したくなる平凡さ。
万人をうんざりさせる効果絶大ですよこれ。
もうちょい面白みだそうぜw;
まあ、なにわともあれ中身が肝心ですから買って読みます。
他の教科も面白いことになってそうです。
じっくりお二方の対談を味わっていこうとおもいます。
他の教科で面白そうな件がありましたら、
またご紹介させていただきます。
最後までご覧いただき
ありがとうございました。